無限の可能性を秘めた言語開発で、会社も世界も変えていく
エンジニア 笹田 耕一 / 2017年中途入社
Rubyの改善によって開発者の課題解決に貢献する

―クックパッドに入社したいきさつについて

僕の仕事はプログラミング言語Rubyの改善・開発をすることです。Rubyには大学生の頃から技術的興味を持ち、10数年にわたりプロジェクトに携わっています。当初は個人的な興味関心で始めて、それが大学の研究になり、さらに職へとつながり、今に至ります。クックパッドはRubyでソフトウェアを動かしているので、Ruby自体をもっと良くしたいという考えが会社のモチベーションとしてあります。Rubyのさらなる改善がすなわちより良いサービスに繋がるため、僕に声がかかりジョインした、というのが入社の経緯です。

―クックパッドに身を置いて仕事をする理由

クックパッド自体がRubyのユーザー企業であるため、クックパッドというアプリケーションで直接試すことで、Rubyの改善効果が目に見えてわかります。そして、問題点を見つけやすいというのも大きなメリットです。検証をするとき、やはり実際に使っているものの方がきちんと計測ができて評価しやすいですよね。開発において、本当に必要な機能を見極めるのってすごく難しいんです。でも、社内にいると今エンジニアたちが困っていること、または要望に対して具体的なアドバイスができますし、例えば「それならばRuby処理系を改善して直していこう」というポジティブなコミュニケーションが生まれる。改善すべき点がわかれば開発のスピードはグンと上がります。Rubyを使ったアプリケーションは世界にたくさんありますが、クックパッドはその中でも世界最大級です。Rubyが良くなるとクックパッドが良くなる、そして世界中に何万人といるRubyユーザーが喜んでくれる。そうすると、今までRubyを知らなかった人が新たなユーザーとして加わり、さらにはその中からクックパッドにジョインする優秀な人材が増えるかもしれない。僕はRubyが良くなることで様々なハッピーの連鎖が起こると考えています。

進化の可能性を秘めたプロダクトを改善して世界に貢献したい

―なぜRubyの改善に携わるのか

Rubyは世界で広く使われるようになりましたが、まだまだ進化の余地があります。僕が改善をすることで世界中のRubyユーザーたちが喜んでくれる。また、それによりRubyで書かれているサービスが良くなり、そのサービスの先にいるユーザーにまで価値を届けることができる。僕はRubyの改善を通して人の役に立つ仕事がしたいと思っているので、とても貢献しがいのあるプロダクトだと思っています。Rubyは日本生まれのプログラミング言語として20年以上の歳月をかけてつくり上げられてきましたが、オープンソースという特性上、多くの人が個人の活動として無償で開発に参加しています。ここ最近、僕のように企業の一員として開発に取り組むというパターンも少しずつ増えてきましたが、メジャーな言語に比べるとまだ規模が小さいです。それゆえ改善の余地があっても、開発する人が足りないために手がつけられていない課題が沢山あります。オープンソースの開発は各個人が目的を持って少しずつ改善していくものなので、手の行き届かない部分が多くあります。僕が取り組んでいるRubyVM改善に継続してコミットしている開発者は世界的に見ても数人程度しかおらず、ソフトウェア開発として言語開発ならではの難しさがあるので、チャレンジし甲斐のある仕事だと思います。

世界をターゲットに見据えて、Rubyをより良い言語に

―今後の目標と課題について

他のプログラミング言語がどんどん良い機能を備えるように進化しているので、Rubyもきちんと新しい良い機能を取り込んで、さらに良い言語にしていきたいと思っています。世界中のRubyユーザーに、よりよいRubyを提供していきたいですね。結果、それがクックパッドの向上にもつながると思います。そしてそれを実現するために、ともに頑張る仲間を増やしてRubyのコミュニティをもっと活性化させたい、という思いがあります。若い人たちにも技術を伝えていかなければと思っています。近年、プログラミング講習が流行していますが、Rubyの奥の奥までわかるというレベルにはだいぶスキルの差があると思うんです。だから、もっとコアなところにも興味を持ってもらえるような活動をしていきたい。基礎を理解している人のさらなるレベルアップに向けて、お手伝いができればと思っています。

―プログラミング言語開発のおもしろさ

プログラミング言語というのは、それを使って様々なものを作ることができますが、プログラミング言語もソフトウェアなので、その言語自体をも変えられるというのが開発する楽しさであり、うれしさでもあると思います。低レイヤーの開発や改善に携わることで、より多くの人に影響を与えられる。また、自分の考えた機能によって、考え方自体を変えられるかもしれない。それって凄いことだと思いませんか?そういう意味で、世界を変えられる仕事だと思っています。