企業としてのクックパッド
1クックパッドについて
日々の料理を“作業”から“楽しみ”に
‘97年10月に会社を立ち上げ、今期でようやく13期目(2009年5月現在)を迎えることができました。
月間で816万人の人たちが利用してくださっていることが何よりの支えであり、「料理をもっと楽しく!」していきたい僕たちへの声援だと思って、日々仕事に励んでいます。
会社を作る以前から、僕の中に脈々と流れているのは「スカッとした笑顔を増やしたい!」という思いでした。
すべてに満たされている日本ではなかなか出会えない笑顔、苦笑いでなく心からの笑顔です。
そのためにはどうしたらいいか、自分には何ができるのかを考えたとき、「料理が生活の中で“楽しみ”になったら笑顔が増えるのでは!」と気づいた、それがクックパッドの原点です。
料理は毎日のことだから“作業”になりがち。「やらなくちゃ」はマイナスの思考、毎日がそれではつまらないですよね。
料理を“楽しみ”にできたら毎日が楽しくなる、笑顔が増える、そしてそれは食べる側の笑顔をも運んでくれます。
2どんな人が働いているの?
少ないながらも頼りがいのある精鋭たち
クックパッド株式会社は、広告事業部、編集部、技術部、管理部の4つで運営しています。
‘09年2月現在、社員数は42名ほど。そのほかに非常勤やパート勤務が数名います。
この人数で月間816万人のユーザーにご満足いただけるサービスを作り上げるべく、日々奔走しているんです。これって単純にすごいことだなぁ、などと自分でも思ったり(笑)。それぞれが自分能力・役割を把握し、クックパッドに今何が大切かを考えて働いています。
僕がスタッフひとりひとりとよく話しているのは、個人の“やりたい、できる(得意)、やるべき(クックパッドから求められていること)”、この3つが重なるところでクックパッドと関係が持てたらいいよね、ということ。
僕(社長)と社員はフラットな関係、話す機会は日々たくさんあります。全員が働きやすい環境づくりを考えるのも僕の仕事ですね。
3求める人物像
クックパッドに共鳴できる人たちと共にありたい
スタッフみんなに共通するのは、クックパッドが好きなところではないでしょうか。
“やりたい、できる、やるべき”のなかでも、やりたいという部分はとても大事。日本には「生きるためだけに日々を送っている」人はほとんどいない、余裕があるんです。だから自分がやりたいと思うことと会社(クックパッド)がやりたいことが少しでも結びつく、共鳴できたらすごくいいと思っています。会社がやっていることに共感できなかったらつまらないし、仕事も続かないですから。
クックパッドは「料理を楽しくすることで日本の食を変えたい」ということに注力しています。システム開発、営業、経理など、仕事内容は個人の持っている能力で異なります。
職種は違っても、クックパッドのやることに共感できる、そんな人たちと一緒に仕事していきたいです。
実は結婚してからというもの、僕は食べる役専門で(笑)。
食べることを楽しんでいるわけですが、食卓にはクックパッドのレシピもよく登場しているんですよ。そのひとつひとつにストーリーがあっていつもワクワクします。
クックパッドへレシピを載せるに至ったということは、そのなかにキラッと光るものがある、トータルで見たら嗜好のバラつきがあったとしても、レシピを通していろいろな人の輝きに接することができるんです。僕たちの会話も自然と料理の話になり、食卓が笑顔に囲まれる・・これってエンタテインメントだと思いませんか。
4クックパッドの考え方
GoodではなくBestに集中する難しさ
事業として運営し発展を遂げる過程では、世間の評価がいつもつきまとう。とはいえ、うちはまだまだ小さな会社ですから、やれることも限られています。そんななかで常に意識しているのは「Goodなことをやらない」ということ。クックパッドにしかできないし、クックパッドが一番になれるような、今「Bestな仕事にみんなのエネルギーを集中させる」ことです。
でもこれが結構難しい。「Badなことをやらない」という判断は簡単。その次のGoodとBestを見極めて行動を起こす。個人の能力だけではできません。チームでひとつの目標に向かうのです。集中するポイントがバラけるとアウトプットもバラバラになってしまうので、その間のコミュニケーションもとても大切です。
うちは仕事のやり方は自由そのもの。目標が定まったらみんな自分のできることに自分なりの方法で力を注ぎます。欲しい結果が明白なわけですから、できなかったときにはそれが評価のひとつになります。もしかしたらここが少人数の辛さといえるかもしれませんね。もちろん一発でうまくいくことなんてなかなかない。
次どう実現させるか、自分や会社にフィードバックできる能力が求められるわけです。
5これからのクックパッド
やりたいことはいっぱい。次は買い物を楽しくしたい
利用者はこの11年間でなだらかに増えていきました。何かをきっかけにというよりも、ユーザーが使いたい、使いやすいようになっているかを常に考え、改良とサーバー増設をしてきた地道な努力が大きかったと思います。
「料理を楽しくできている?」と自問自答を繰り返す、11年前も今もこれからも、そのことを一番に考えています。ネット事業という分野にこだわりはありません。ユーザーにとっても身近なツールのひとつなので今後も多いに活用していきますが、「料理をもっと楽しく」することを目標に、ほかの分野・事業へも精力的に働きかけていきたいと思っています。
今考えていることとしては・・買い物シーンを楽しくしたいですね。おいしいものが手に入ると料理って楽しくなるんです。
いただきものだったり、とびきり旬の野菜だったり。そうゆうストーリーのあるおいしい食材を使うと、料理の意欲(楽しさ)もアップするし、食べるシーンにも新鮮な息吹を与えてくれます。食材を手に入れるシーンを楽しくできたら、料理がもっと楽しくなるはず!
そのためには新しい買い物の手段を提供するのもひとつ、既存の買い物のシーンをもっと楽しいものにするというのもひとつ・・・など、スタッフと話しているところ。“料理をもっと楽しく!”を考える話し合いは留まることを知りません。
社員が語るクックパッド
テクノロジーカンパニークックパッド
社長が語る ものづくりへの想い

